中古住宅購入のために押さえておきたい基本

新しく家を購入する場合、新築住宅を建てたり、建売の住宅を購入しようとすると、予算の関係上どうしても郊外の家になってしまうことがおおいですよね。その点、中古住宅なら新築よりもお得なお値段で、より駅近のアクセスのよい物件を購入することができるでしょう。最近では家族の単位が小さくなっていますので、都心のマンションを購入するという方も増えています。

中古住宅のメリット

中古住宅にはいくつものメリットがあります。まず、事前に近所や周辺環境を確認できること。もうひとつはすでに物件があるので、実際の家を内覧で確認できること。そして、すでに完成品としてそこにあるわけですので、引き渡し後にすぐに住めるのもメリットです。注文住宅の場合、土地の購入費用は別途となり、住宅ローンを利用できない場合がありますので、その点で考えてもお得です。

中古住宅のデメリット

しかし、中古住宅にはもちろんデメリットもあります。まず、中古ですので、家自体や設備などはどうしても多少なりとも傷んでします。改修して住む計画で中古住宅を購入したとしてもリフォームやリノベーションにかかる費用によっては、トータルコストは新築の方が安いかもしれません。

また、中古住宅は当時の法律で建てられているために現行法では、建築基準法の定めた規定を満たしていない可能性があります。この点に関してはローンの審査や税の控除にも影響しますので、しっかり確認しておくべきです。

特に1981年は、耐震基準が大きく見直しされています。それ以前に建てられた家の場合、たとえリノベーションをされていたとしても、耐震基準を満たしていない可能性がありますので、かならず確認をとっておきましょう。