中古住宅リフォームにはいくらくらいかける?

中古住宅を購入するうえで、気になるのはリフォーム・リノベーションにかかる費用ですよね。中古住宅を購入したからといって、必ずしもリフォームが必要とも限りません。前の住人が綺麗に使っていた場合、リフォームはクリーニングや畳の張替えなどの10万円程度で済むケースも多く、その場合、物件の価値を高めるためにも売主側ですでに実行済みのケースも多いためです。

水回りの大規模改修は一番コストがかかる?

問題は、水回りなどの大規模な改修が必要な場合、築年数がある程度たっていて、耐震補強などが必要な場合でしょう。間取りの変更を行う場合は更に費用がかさむことになります。

仮に水回りを最新式に変更するとします。人工大理石天板の最新式システムキッチンは約85万円、浴室暖房乾燥機付きのハイスペックなシステムバスは約75万円、高性能タンクレストイレは約25万円です。これだけで諸費用も合わせると200万円近くかかることが目安としてわかります。位置を変更して配管の移動があると、さらにかかるかもしれません。

耐震補強リフォームは、平均額は150万円ほどとなります。高額なようにも思えますが、近年の震災の多発を考えると、必要な投資と言えるでしょう。壁の内部補強や金物の設置など、補強の優先度の高い工事を厳選して行い、優先度が低めの工事を後回しにすることで一回の工事費用は押さえられますが、リフォームローンなどの利用を考えているのなら一度に必要な工事を全て済ませてしまった方がお得です。

中古住宅のリフォームの場合でも、費用が100万円以上かけ耐震構造となりますので、耐震基準クリアのためのリフォームはしておいて損はありません。